集客という問題を考えるときに、必ず個人事業や経営で小さなサロンがぶつかる壁がある。
私ももちろん常に悩むし、考えるし、不安になる。
でもそれって自信がないからなんだよね。
自分の都合で集客したって誰も喜ばないです。

自分が困っている人に何をしてあげられるかを困っている人に届けられれば、思いが伝われば来てくれるもだと思っているので、絶対ここ!というクオリティを落としてはいけないと思っている。

◎これから開業するすべての方に伝えたいのは、「価格設定はもっと強気でいい。」ということ。


売上や利益以前に、お客様が得る価値をさげてはいけない。
そして自分自身の価値をさげて自分を苦しめてはいけない。
なにより、お客様にとってその商品にどれだけの価値があるのかがとっても重要です。


私はこの10年間、ほとんど割引をしてきませんでした。
クーポンサイトやクーポン誌のような割引や値引き、コスパに飛びつくお客様は、申し訳ないけれど積み上がらない。
ほとんどリピートにつながりません。
(※クーポンの出し方にもよるので、全てのケースではありません)

資金の大きい大手に対抗して、その腕だけで、身体だけで生き抜いていくためには、コスパを重視するよりも、ひびらずに適正価格で戦ってほしい。

大手のする値引きによる格安エステと個人のそれでは資本的にかないません。
勝ち目なしです。
サンプルをところかまわず無条件にばら撒くのも、無料体験や半額以下の体験キャンペーンも、なるべくしないほうがいい。


自分の都合で、お客様が支払っている価値を下げない。

不安でも、怖くても、すごく傷ついたり悔しかったり、いやな思いしても踏ん張って粘ってほしい。
かならず本当に求めている人に届きます。
その人たちのために、何があっても、その価値を傷つけたり落としたりせずに守り抜いてください。
そのための努力を惜しまないでください。

お金の価値だけみてはだめなんです。
失敗するのはきついです。
在庫を処分するのも悲しいです。
生活もしんどいです。
失恋した次の日は正直仕事どころじゃないし、
介護で夜ぜんぜん眠れなくてつらかったり…
事故の後のムチウチがきつかったり…
どんなに自分がグチャグチャでも、お客様には関係ありません。
ほんとに見なくちゃいけない価値があります。
それを守り抜いて育てて磨き上げていくことで、お金はかならずついて来ます。
安心して苦しんでほしい。

正直、値引きがいちばん難しい。


値引きは最終手段です。
ありとあらゆる価格以外のコトをやってみたけど、もうだめだ!というときに。
値引きで売るなら誰だって出来るんです。
それってほんとのビジネスマンや経営者じゃないよね。
どーーーーしてもっていうときに、やるなら、賢くやりましょう。
商品の価値を下げないで、ターゲットを絞り込む必要があります。
ただし、誰にでも値引きしてはいけません。
時間、場所、お客様の状況(例えば、2年来てない人)などを限定して値引きする必要があります。
値引きに失敗したときがいちばんキツいし、立て直しがとても大変だし、心も折れます。
私は個人的にとてもリスクが高いと考えています。
なのでほとんど値引きしません。


値引きデメリットのまとめ

◎値引きは簡単に出来るけど、実は難しい
◎大手の得意技なので、勝ち目がない
◎値引きした分、もちろん利益率は下がる
◎定価で購入されなくなるリスク
◎値引きは商品そのものの価値を自ら下げている
◎メリットとデメリットをしっかり理解して戦略的に行わなければダメ、絶対🙅


メリットもあるので、じっくり考えて値引きを行いましょう。
新メニューおひろめキャンペーン○%引とか、紹介特典ですこし安くして多くの人に体験してもらっていっぱいフィードバックもらう!とかはとても良いと思います。